記事映像制作&リサーチ 西嶋ラボ
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研究業績
キャリア
平成21年3月 立命館大学文学部人文学科人文総合科学インスティテュート学際プログラム卒業
平成21年4月 立命館大学大学院先端総合科学研究科先端総合学術専攻入学(一貫制博士課程)
平成23年3月 博士予備論文(修士論文相当)を提出し、合格
平成24年4月 日本学術振興会特別研究員(DC2)(平成26年3月まで)
平成25年9月 筑波学院大学非常勤講師 担当授業科目「デジタルアーカイブB」(平成26年3月まで)
平成28年7月 島根県大田市地域おこし協力隊(山村留学担当)に着任(令和元年6月まで)
平成28年9月 立命館大学大学院先端総合科学研究科先端総合学術専攻満期退学
平成31年4月 一般社団法人しまね協力隊ネットワーク理事(〜現在)
平成31年4月 島根県立大学非常勤講師 担当授業科目「現代しまね学入門」(〜現在)
令和元年7月 大田市教育魅力化コーディネーター(山村留学担当)に着任(〜現在)
学術論文
「「民族舞踊/民俗芸能」の現代史――大川平荒馬踊りを事例に」(査読あり) 単 平成21年9月 立命館大学人文学会『立命館大学学生論集』、第 15 号、p.348-p.487 現在、県外から訪れるヨソモノたちが重要な担い手となっている青森県の今別町に伝わる民俗芸能、 大川平荒馬踊りを、地元と外部の両方の戦後史から考察。
「一九五〇年代における文化運動のなかの民俗芸能――原太郎と「わらび座」の活動をめぐって」(査読あり) 単 平成22年3月 立命館大学大学院先端総合学術研究科『Core Ethics』第 6 号、p.299-p.310 民俗芸能を取材・上演する活動を行なっている劇団わらび座の草創期 1950 年代における民俗芸能に注目した背景を考察。
「「歴史」の受容論としての国民的歴史学運動と生活記録運動――ヘイドン・ホワイトの「歴史」概念の検討から」(査読なし) 単 平成22年7月 立命館大学生存学研究センター 『生存学研究センター報告』 第13号、p.177-p.188 歴史は誰のものか、というヘイドン・ホワイトの問いに対し、1950年代に戦争後に自分たちの歴史を自分たちで記す運動として行われた国民的歴史学運動と生活記録運動による民衆主体の歴史運動を評価した。
“ Who Writes History, Why We Write History and How We Write History? “(査読なし) 単 平成22年7月 立命館大学生存学研究センター 『生存学研究センター報告』 第13号、p.72-p.85 歴史=物語論の大家ヘイドン・ホワイトの議論を引き継いで、日本の1950 年代における国民的歴史学運動および生活記録運動をとりあげ、庶民たちの手による歴史運動の可能性を提起した。
「限界芸術・大衆芸術・民族芸術 福田定良がわらび座にみたもの」(査読なし) 単 平成23年8月 『日本思想史研究会会報』Vol. 28、p.25-p.38 鶴見俊輔が掲げた「限界芸術」と、鶴見から影響を受けた哲学者福田定良の「大衆芸術」を比較検討し、民俗学とは異なる立場から祭りや民俗芸能にむけられる眼差しを考察した。
「プロレタリア音楽同盟における移動音楽隊の実践」(査読なし) 単 平成22年3月 『歴史から現在への学際的アプローチ(生存学研究センター報告17)』、p.284-p.306 音楽史上は評価されてこなかった戦前のプロレタリア音楽同盟の活動を、実質的運営者だった原太郎の戦後の文化運動「楽団海つばめ」と「劇団わらび座」との連続性において再評価した。
学会発表
(国内学会)
「民族舞踊/民俗芸能」の現代史――大川平荒馬踊りを事例に」 単 平成21年3月 日本民俗学会第840 回談話会(於 成城大学) 上記論文「「民族舞踊/民俗芸能」の現代史――大川平荒馬踊りを事例に」の学会報告。
「外部の演者から考える民俗芸能―大川平荒馬踊りを事例に」 単 平成22年1月 民俗芸能学会第127回研究例会(於 早稲田大学) 上記論文「「民族舞踊/民俗芸能」の現代史――大川平荒馬踊りを事例に」の学会報告
「ウチとソトを繋いでいくマツリ――大川平荒馬踊りの実践」 単 平成22年9月 生存の人類学・社会学研究会公開シンポジウム「マツリの生存学」(於 立命館大学) 柔軟にルールを変化させ、外部の踊り手たちを祭りの内側に位置付け、取り込んでいく大川平荒馬踊りの実践を考察。シンポジウム全体も企画運営した。
「変化をうけとめる民俗芸能の生存戦略−−大川平荒馬踊りを事例に」 単 平成22年10月 日本民俗学会年会(於 東北大学) 上記報告「変化をうけとめる民俗芸能の生存戦略−−大川平荒馬踊りを事例に」の考察を深め、祭りにおけるルール変更のプロセス、意義について考察した。
「原太郎・わらび座の実践――民衆・芸能・伝統をめぐる民俗芸能の <現場>」 単 平成23年3月 民俗芸能学会第133回例会(於 早稲田大学) 民俗芸能を取材・上演する活動を行なっている劇団わらび座の思想的背景、実際の活動、民俗芸能との距離感を考察。現在の民俗芸能における外部の演者研究への足がかり。
「ページェント運動と民俗芸能――坪内逍遥・小寺融吉・日高只一」 単 平成24年10月 日本民俗学会年会(於 東京学芸大学) 坪内逍遙とその門下が注目した民俗芸能に関わる演劇運動「ページェント」を考察し、民俗芸能を保存ではなく、利活用するまなざしについて検討した。
「津軽の虫送り考」 単 平成25年10月 民俗芸能学会平成25年度大会 (於 飯田市美術博物館) 津軽藩の政策として広まった虫送りが民衆により娯楽化していく歴史を考察し、実際の伝承と比較考察を行った。
(国際学会)
“ Who Writes History, Why We Write History and How We Write History? “ 単 平成21年10月 「アフター・メタヒストリー―ヘイドン・ホワイト教授のポストモダニズム講義」(於 立命館大学) 上記論文“ Who Writes History, Why We Write History and How We Write History? “の元となった報告。
文献目録・書評
「吉村和真・田中聡・表智之『差別と向き合うマンガたち』」 単 平成19年12月 『日本思想史研究会会報』25号 「イメージ」と「現実」のギャップが「差別」であるが、イメージを多用するマンガは差別的構造を内包してしまう。その表現にかかわる作者と読者の開かれた議論の必要を唱える本書に賛同し、紹介した。
「民俗芸能研究文献目録 平成20年」 共 平成23年9月 『民俗芸能研究』51 平成20年に刊行の民俗芸能研究の文献目録を作成。
「民俗芸能研究文献目録 平成21年」 単 平成24年9月 『民俗芸能研究』53 平成21年に刊行の民俗芸能研究の文献目録を作成。
「民俗芸能研究文献目録 平成22年」 単 平成25年3月 『民俗芸能研究』54 平成22年に刊行の民俗芸能研究の文献目録を作成。